「合氣道を始める」と決めたものの、どの道着を選んだら良いかって悩みますよね。
私も「合氣道を始める！」と決めたものの、何をどうしたらいいのか、まったくもって無知の状態でした。
ネットで検索しまくったり、先輩方に聞いて購入したものの、「これは失敗したな〜。」と思ったことも結構ありました。
そこで、この記事ではこれから合氣道を習おうと準備し始めた方へ、稽古に通うときに必要な「道着」の選び方を合氣道五年の女性目線で紹介します。
あなたにピッタリの道着を見つけるための参考にしてくださいね。
一つづつ説明していきますので、結果を先に知りたい時は、目次から飛んでくださると助かります〜。
「ゆっくり読むよ。」と思ってくださる方は、どうぞ、そのままお付き合いくださいませ。
ちなみに初心者だった頃の私が着用していた道着はこちらです👇
色はアイボリーで汚れなどが目立たず、２〜３年着用できました。
道着の特徴について
ネットを検索すると、合氣道着・空手道着・柔道着・剣道着等々、その武道に合った様々な道着を見つけることができます。
剣道着は色から違いますので悩まずにすみますが、合氣道着・空手道着・柔道着については違いがわかりにくいですよね。
なので、簡単に違いを説明します。
合氣道着・・袖が短めで上着の裾が長く、ズボン膝部分が布を二重にしてあり、裾が短いです。
これには、理由があり、手首を持たれる技が多いので、袖が短めにしてあります。
袴から道着がでないように上着の裾を長くしてあります。
膝行といって、膝で移動する技もあるので膝部分の強度を増すため布を二重にしてあります。
空手道着・・道着を握る武道ではありませんので、道着生地は薄いです。
袖と上着、ズボンの裾が短いです。ズボンの膝は厚めにしてありません。
柔道着・・道着を握る武道ですので、道着生地は厚いです。
袖も掴む技があるため長めですが、上着の裾は短めです。
ズボンの膝は補強されてありますが、合気道ズボンより強度は弱めです。
道着の種類について
最近の道着は、生地質が大変良くなって種類が豊富になりました。
季節に応じたり、生地の質感や重さ、予算など購入者のニーズに合わせてもらえるようになりました。
一重合氣道着・・スタンダードで求めやすいセット金額で販売されている物が多く初心者に勧められている道着です。一年を通して着られる一品です。
二重合氣道着・・かなり丈夫で肉厚な生地で作られている道着です。厚みがあるため、乾きにくいのが難点ですね。
しかし、冬の稽古は道場が寒いため、この道着の方が重宝します。
薄型合氣道着・・薄くて軽いので、夏用です。
夏は室内とはいえ、さほど体を動かしてなくても道場自体が暑いので、かなり汗をかきます。私はこの道着に変えてからというもの、他のは着用できなくなりました。
新素材合氣道着・・速乾性が高く、抗菌作用のものもあり、汗を大量にかいてもすぐに乾くようですが、綿のようには汗が吸い込みません。生地質から言うと春や秋時期にちょうどよい感じです。
※各道場の施設によっては、冷暖房完備してるところもあるようですので、道着で悩まなくても大丈夫という方もおられるとのことです。なんとも、うらやましいですね。
道着の選び方
他の武道と違い、合氣道では「これじゃないとだめ！！」という決まりはありませんが、初心者の女性の場合、まずは一重合氣道着を購入することをおすすめします。
他の武道技ではなく、合氣道着をおすすめする理由は、受け身をする際にちょっとしたクッションになるからです。
合氣道着の中でもスタンダードな一重合氣道着は、どの方にもおすすめできる道着です。
ですが、女性の場合は、やはり汗や匂いなど氣になりますので、大半の方が季節に応じて道着の種類を変えているようです。（私は、暑がりの寒がりなので季節に応じて変えてます。）
なお、男性の場合は、オールシーズン着ることができる一重合氣道着を着る方がほとんどです。（うちの道場の男性陣は、全員が一重合氣道着でした。ただ、それを２〜３着持っているということでした。）
お子さんたちは、小学校低学年までの子たちは空手道着を着ている子が多いですね。
空手着は、薄くて軽くので強度はあまりありませんが、お値段も合氣道道着よりお安いので、子供たちの成長を考えるとこちらの方を着せる方が多いようです。
小学校高学年から上の子達は、合氣道道着を着ている子が多いです。
この年令以降は、ご本人の氣持ちも関わってきますので、「お値段が・・。」という大人事情は別問題となっているようです。
大人と子供では選び方に若干の違いはありますが、せっかく始める武道です。
子供の頃は日々成長しますので、空手着でちょうどよいと思いますが、大人の方で細く長く続けようと考えているのであれば、間違いなく合氣道道着を選ぶことをお勧めいたします。
道着の金額
空手道着や柔道着は、武道自体がメジャーなためか生産性が高く、比較的お値段もお手頃になっています。
Amazonや楽天などでは、お安いので３，０００円位から購入できるようです。
しかし、合氣道道着は５，０００円〜以上のお値段になります。
生地質がそもそも違うので、このような金額の違いも出てくるんですね。
普通の洋服と同じで、ピンからキリまでお値段の差も道着の質も変わってきます。
（特に袴は顕著に差が出ます。お店によっては、稽古用と演武用の袴を揃えてあります。なので、師範や高段者の袴の美しさは半端ありません。毎回、見とれてしまいます（汗））
私も最初は楽天やAmazonなどを見て、一番お手頃な道着を調達してました。
（一番最初は、初心者に勧められている道着を買いました。私が稽古を始めた時の季節が冬の終わり頃だったこともあり、体温調節にもちょうどよかったです。そこから季節に応じて道着を揃え始めました。）
あと、一重合氣道着を初心者に勧められているのにはもう一つ理由があります。
それは、受け身をする際にちょっとしたクッションになるからです。受け身の稽古は最初からしますので、畳の上での稽古とはいえ少々厚みがある方が安心しますね。
年数や季節を重ねていくうちに、体も慣れてくれますが、同時に少しずつ道着も擦れていきますので買い替えをするようになっていきます。
どうぞ、今の自分と季節にあった道着を選んでくださいね。
まとめ
合氣道は、道着に関して厳しい決まりはなく、比較的どの道着でも着用ＯＫです。
ただ、他の武道にはない「膝行」という膝で移動する技がありますので、なるべく専用の道着が望ましいです。
- お値段は、他の武道着より高めです。
- 生地により金額の違いも出てきます。
一つの道着で一年過ごされる方も当然いらっしゃいますが、私は季節に応じた道着のほうが稽古しやすかったです。
最後に・・女性は、年々体調の変化も出てきたりします。決して無理をせず、楽しく稽古に通いましょう。
この記事では「４０代女性がオススメする合氣道道着の選び方」を紹介していきました。
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