〜 毎日を顔晴るあなたへ 〜
ちょっと、ひと息つきませんか?
先日からの大雨により被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。
まだまだ梅雨は続くようですので、天候には十分に注意してくださいませ。
なんとか乗り切ってまいりましょう。
今日は、合氣道を始めようって思った時にふと感じることについて話したいと思います。
女性ならではの人間関係あるある
私が合氣道を習い始めた頃の話しです。
今までの人生で何らかの武道をやったこともない。
ましてや、学校でも習ったこともなくて右も左も分からない状態でした。
当然ですが、すべてが新鮮に感じてました。
道着を着るのも帯を結ぶのも、その結び方も締めた帯が緩まないやり方もあったりして
ひとつひとつ知ることが嬉しかったし、道着の重みに気合が入って
「良し!今日も稽古に行くぞ〜。」なんて楽しんでました。
とはいえ、稽古に通う度ごとに自分の記憶力の衰えをあからさまに感じて
「もっと早くから習えばよかった。もっと早く知りたかった。」などと
毎回、切なく思ったものです。
要するに、40代超えると、とにかく覚えが緩やかになっていくんですね。
これ、千差万別、若干の個人差はあるかと思いますが
年齢が上がるにつれて確実にやってくるものなんです。
そうなると、ここであるある発動です。
一緒に組んでくれる先輩の中で、教えてもらった技がうまくできない人に対し
わざとすごく深い溜め息をついたり、嫌味を言ったりする人がいました。
そんな時は、「なんで、覚えきれないんだろう。」と
更に自分に落胆することもありました。
こういった意地悪い人は、たいてい他の人よりも覚えが早く
すぐに技もできるようになるタイプですね。で、だいたい年下なんですよね。
当時は、そんな人でも一応先輩に当たりますからキツイ態度で来られても
じっと我慢して常に笑顔で接してました。
こちらが大人なんですし、対応もそれなりにしてましたね。
それをずっと続けていき、気付くと周りがこちらの味方に変わってました。
見てる方はちゃんと見てくださっているんですね。
いつしかその人は、色んな理由から稽古へ来ることが少なくなりました。
それでも、ちょこちょこ稽古に来られてるので合氣道は好きなんだろうと思います。
まぁ、おそらくどこの道場にも一人は存在すると思いますので
こんな方と出会った場合には、落胆せずに大人の対応で乗り切ってください。
「楽しんで継続すること」
合氣道を始めた当初に祥平塾道場長・菅沼守人師範より頂いた言葉です。
どれに関しても共通することですが、楽しくないと続きません。
そして、楽しまないと損です。今の時間と自分自身がもったいないです。
歳を重ねれば重ねるほど、時間のありがたみが分かってきます。
だからこそ、何でも楽しむ。これが重要ポイントになるんです。
合氣道を習うメリット
・背筋がピンとなります。
仕事が事務系だったのもあり、猫背だったのですが
しょっちゅう注意されていたお陰か、少なくとも稽古中はピンとしています。
「継続は力なり」←これが、わかる日が来ます。
・正座ができるようになります。
稽古を始める挨拶のときから正座です。
終わるときの挨拶ももちろんですが、昇級・昇段審査会と講習会のときも
同じですので、だんだんと慣れてきます。
慣れるまでは、師範から「足を崩していいですよ。」と、お声を頂戴した時に
天国を感じたものです。ww
・礼節を学べます。
「礼に始まり礼に終わる」の基本からはじまります。
現代ではめっきり少なくなりましたが、幼い子供から大人まで道場内外であった方々に
きちんと挨拶を交わすようになります。
物怖じしてしまう方に多いのは、挨拶ができないことです。
自分の意見をはっきりと言えるようになる近道は、身の回りの人にきちんと挨拶を交わすことです。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、皆やってますのでこれも慣れてきますよ。
・体力等が付きます。
習う以前の私は、運動を全くせず、おまけにヘビースモーカーでした。
だもんで、ちょっと走ったりすると息切れが半端なく
冬になるとすぐに風邪を引き、通院しても完治するまで長引いてました。
それが、現在ではちょっとした風邪もうがい・手洗い(基本ですね。)
常備薬と栄養ドリンクを飲んで治せるようになりました。
そして、毎日吸わずにはいられなかったタバコもぱったりと禁煙成功。
身体にとっても良い事づくしです。
まだまだありますが、ざっくりとこんな感じです。
合氣道を習うデメリット
・家でゆったりする時間がなくなります。
稽古に通うので、当然時間が短くなります。
ですから、例えば他の趣味など仕事以外の時間で、うまく調整しなければなりません。
うちの道場の場合、週に行われる稽古日が多いため
いろいろ調整しやすいですが、道場によって稽古日が少ないところもあると思います。
時間調整には、皆さん気を配っておられるようです。時間配分が大切ですね。
・筋肉痛になります。
身体全体と言っても過言ではありません。
通い始めた当初の私は、稽古した夜、ほぼ湿布だらけでした。
最初から受け身という自分の身体を守る技や膝行(しっこう)といって
膝で移動する技も稽古するからです。
慣れないうちは、色んな所に変に力が入ってしまいアザだらけになりやすいです。
受け身というのは、前転ができれば必ずできるようになる技で
取り(攻める側)の人が必ず行う技のことです。
お互いが交代して「取り」と「受け」をするので、必要不可欠なんですよね。
ちなみにですが・・本当に最初から上手な人はいませんし、慣れていても今回のようにコロナ禍で稽古ができないと動きが鈍くなります。
願わくば、一週間に一回は通いたいところですね。野球の桑田真澄氏が「練習したからといって、すぐに結果が出るものではない。毎日、コツコツ努力していると人間は、ある日突然成長する。」と言われておりました。
ここまでとは言いませんが、身体に感覚をなじませるにはあまり次の稽古までの期間を開けないほうが良いということです。
当然、私はヘッタクソになってしまいました。
自粛期間とか関係なく稽古ができていた事に改めて感謝しました。
そして、今回の出来事を「原点回帰」とみなして
一からのスタートを切っているところです。
・足の指の部分が広がり、腕が固くなります。
これは日頃、ヒールなどを履く女性にとっては厳しいかもしれません。
武道は、足さばきと言って足の指のところの使い方が重要になりますので
どうしても広がってしまうのです。
逆に広がれば足さばきが楽になりますので、武道をする人にとっては
ありがたいもんなんですけどね。。
・腕が固くなります。
技をかけたり、かけられたりすることと、その時に手刀と言って広げることによって肘から下が固くなります。
私の場合は、結構ガッチガチに固くなりました。www
先生からは、「お〜立派な合氣道腕になりましたね。」と褒められました。
うん、言われた当時は複雑でした。
でも、先輩方の中には少々柔らかい方もおられますので
これは個人の身体の状態にもよるかもしれません。
まとめ:合氣道は40代女性にとってメリットが大きい
いかがでしたでしょうか?
この記事では「40代の女性が合氣道を習うメリットとデメリット」を紹介していきました。
筋肉痛になったり、ヒールが履けなくなったりといったデメリットはありますが、合氣道を習うことはそれ以上のメリットがあります。
歳を取るにつれて衰えがちな体力をつけることができますし、自分の意見をはっきり言えるようになります。
私自身、合氣道を習ったことで、心身の状態が良くなり、人生がとても豊かになりました。
もし、この記事を読んで「よし。ちょっとやってみようかな。」と思ったら、ぜひ以下の記事を呼んで、合氣道の道場を探す一歩を踏み出してみてください。
ということで、今日のお話はおしまいです。
このブログでは、毎回、良いお話を聞いたり
感動した本などから、今を生きる私達に
何らかのヒントになりそうだなぁと
感じたお話をあなたと共有したくて
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それでは、また。
ありがとうございました。